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京都競馬場 場内散歩 パドックと記念碑編

京都競馬場 記念碑 スティルインラブ

京都競馬場には記念碑がぽつぽつ建っています。

 

中山競馬場のヒダキン東京競馬場の芸術家の作品、関東の主要競馬場にも記念碑のようなものはありますが、それらと趣は全く異なります。

 

京都で活躍した競走馬の記念碑です。

 

目を閉じて現役時代の走りを思い出すと胸が熱くなるような記念碑があります。

京都競馬場 パドック

京都競馬場伝統の丸パドック。

 

この日はパークウインズの営業日で馬は1頭もいないのに、さっきまでパドックを周回していた往年の名馬の後ろ姿が見えなくもない。

京都競馬場 古都に華咲く馬の競演90年

馬の競演を90年も続けてきた舞台です。90年といえば人の一生に相当します。

 

そのような長い尺度で見れば、ここ2,3年の出来事なんてついこの前のようなもの。

 

パドックを掃除しても、スタンドを改修しても当時の熱気はまだ残っています。

 

思い出すのは四半世紀前の天皇賞春・・・、って古いなぁ。


さすがに四半世紀は長い時間ですが、それでもつい最近の出来事に思えてしまうのは不思議としか言いようがありません。

京都競馬場 丸パドックその2

阪神大賞典を貫録勝ちして天皇賞連覇を目論むディフェンディングチャンピオン。

 

淀の長丁場における馬券は鋼より強固なメジロマックイーン。


平成の盾男と呼ばれ、長距離戦に強さを見せる武豊。

 

対するのは無敗の二冠馬。


骨折明けの大阪杯を見とれてしまう走りで快勝して淀に乗り込んできた。


偉大なる父に並ぶには春の盾は絶対に欲しいターフの貴公子トウカイテイオー。


鞍上は数々の実力馬をG1優勝へ導いた世界の岡部幸雄。

 

砂埃舞う淀の芝を、四角先頭で押し切ったメジロマックイーンが凱歌を上げる。


苦しそうなトウカイテイオーを尻目に悠々と駆け抜けたメジロマックイーン。


淀の長丁場における安定感を見せつけたマックイーン。


マックイーンに勝てる馬は果たしているのかと思わせる鮮やかな勝利でした。

京都競馬場 馬頭観音

京都競馬場へ来たら拝んでいく人が多いと言われる馬頭観音。


テンポイントの日経新春杯など京都競馬場は人気馬の悲劇の舞台になることも少なくありません。

京都競馬場 ライスシャワー碑

画像にある日本庭園の奥にもファンに感動を与えてくれた名馬の走りを称える記念碑が建てられています。


どの馬か分かりますか?

京都競馬場 ライスシャワー碑

関東の刺客。ライスシャワー。


刺客のキャラクターを決定づけた菊花賞と1回目の天皇賞・春を振り返ってみると、ライスシャワーのゴールする瞬間は案外印象に残っていません。

 

菊花賞のゴール前はミホノブルボンとマチカネタンホイザのゴール前の叩き合いが印象的ですし、1回目の天皇賞・春のゴール前は生涯最高の仕上げで臨んだ山田泰誠とメジロパーマーがマックイーンに食い下がる場面が印象に残っています。

 

どちらかといえばゴールの瞬間より主役を交わす瞬間が印象に残る馬でした。

 

主役を交わすのが我が本分で、それ以外には拘らない。

 

ライスシャワーに言わせれば、そういった感じなのでしょうか。

 

ライスシャワーはファンの多い馬でした。


ただ、ファンが増えたきっかけは菊花賞と天皇賞春の勝利ではなく、その後の長いスランプがきっかけだったのではないでしょうか。

 

天皇賞春以降は、格では絶対負けていない相手にあっさりと負ける競走が続く。

 

ミホノブルボン、メジロマックイーンを破った金星の後に黒星を並べ続けるのは、関係者には耐えられない悔しさだったのではないでしょうか。

 

それでもどこかで勝つためにレースに出走し、負け続ける。


得るものの無いような敗戦であっても、次につながる何かをすくい上げて前を向く。


そうしているうちに再び勝つチャンスが巡ってきて、的場騎手の好騎乗によって復活する。

 

現在では有り得ない劇的なエピソードです。


安らかに眠ってください。

京都競馬場 牝馬三冠 スティルインラブ

こじんまりですが、牝馬三冠を達成したスティルインラブ号の記念碑もあります。


スティルインラブは今や栗東の信頼できるジョッキーとなった幸英明騎手が「買えるジョッキー」に認められたきっかけを作ってくれた馬ではないでしょうか。


京都競馬場は大記録達成の場所になる競馬場です。


みなさんも歴史の立会人になりませんか?