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場内散歩その5

大井競馬場 場内散歩その5

場内散歩その4でその他諸々のスポットを紹介し終え、これで完結めでたしめでたし、と思ったら大間違いです。


まだまだ大井競馬場には見どころと呼べる場所があります。


その5では大井競馬が刻んできた歴史の足跡を見てまいります。

ギャラリーオブオーナー

一般社団法人 東京都馬主会 ギャラリーオブオーナー

パドック横の名もなき建物の裏にある小さな建物の中にギャラリーオブオーナーはあります。


ギャラリーオブオーナーでは、これまで大井競馬で活躍してきた競走馬の思い出や名騎手の勝負服を展示しています。

ギャラリーオブオーナー ドリンクバー

静かな場所です。その日の馬券で一喜一憂する場所ではありません。

顕彰馬リスト 大井競馬場

芸術的な空間に大井競馬の顕彰馬の名前が刻まれています。

 

顕彰馬11頭の内訳は、三冠馬6頭、中央移籍馬4頭、奨励馬1頭となっています。

 

三冠馬

ヒカルタカイ、ゴールデンリボー、ハツシバオー

サンオーイ、ハナキオー、ロジータ

 

中央移籍馬

ダイゴホマレ、オンスロート、ハイセイコー、イナリワン

 

奨励馬

チャンピオンスター

 

サンオーイ、ロジータ、ハイセイコー、イナリワンしか知りません。

 

ロジータは南関史上最強の牝馬といわれる女傑です。中央の芝レースにも挑戦し、オールカマー、ジャパンカップに出走しましたが歯が立ちませんでした。

 

繁殖牝馬になってから初仔でシスターソノを出し、オースミサンデー、イブキガバメント、カネツフルーヴといったオープン競走の常連馬を複数輩出しました。

 

ロジータの初仔シスターソノは2年目にレギュラーメンバー(牡 父コマンダーインチーフ 栗東・山本厩舎)を出産し、その仔は盛岡ダービーグランプリ、川崎記念、JBCクラシック大井を優勝する活躍を見せました。

 

さらにレギュラーメンバー産駒のサイレントスタメンが2009年の東京ダービーを優勝し、親子3代にわたり大井競馬場の重賞競走に優勝するという、血統のロマンを感じさせるエピソードがあります。

 

イナリワンはオグリキャップのライバルとして存在感を放っていた名馬です。当時は役者が揃っていて、オグリの他にスーパークリーク、ヤエノムテキ、メジロアルダン、ランニングフリー、ミスターシクレノン、フレッシュボイス、オサイチジョージなどなどなど。ボックス買いをしたら痛い目に遭う時代ですね。


当時は今ほど交流重賞競走は整備されておらず、また競馬ファンも容易に地方競馬の馬券を買える時代ではありませんでした。しかし競走馬の実力は接近していて今より地方競馬に向けられる視線は熱かったかもしれません。

ギャラリーオブオーナー 展示コーナー

のっけから長々と記述するという自分も予想しなかった展開になったので、残りはちゃっちゃと済ましていきます。

大井競馬場 東京ダービー 優勝レイ

東京ダービー、東京大賞典の優勝レイ。昭和42年で13回ということは第1回は昭和29年ですか。カーッ。中央競馬の日本ダービーに比べると集客で分の悪い大会なのに、よく現代まで継続できていますね。感心します。

第14回帝王賞、第7回JBCスプリント 優勝レイ
第12回羽田盃 第1回黒潮盃 優勝レイ

第14回帝王賞優勝チヤンピオンスター。第7回JBCスプリント優勝フジノウェーブ。


第12回羽田盃優勝ヒカルタカイ。第1回黒潮盃優勝ヒカルタカイ。


みんな知らない馬だなー。ヒカルタカイは南関東三冠競走創設後初の三冠馬で、中央移籍後は天皇賞春を2着に2.8秒差をつける大差勝ち、宝塚記念をレコード勝ちする大活躍を見せたそうです。

大井競馬場 騎手 勝負服

往年の名手たちの勝負服も展示されています。大井在籍時の内田博幸騎手の勝負服も見えますね。右端に的場文男騎手の勝負服が。生ける伝説ということでしょう。

ふるさとコーナー

ふるさとコーナー

正門を入ってすぐ右に進むと、ふるさとコーナーという馬券売り場があります。


ふるさとコーナーは、ばんえい競馬、ホッカイドウ競馬、名古屋競馬の馬券が買える投票所で発売単位は100円です。勝ち馬投票券は大井競馬場内の全ての払戻機で払い戻しができます。

大井競馬場 ふるさとコーナー

大きな声でいえませんが、ふるさとコーナーには、ばんえい競馬の競馬新聞が無料で手に入ります。主催者サイドのまごころですね。


どデカイ換気扇にやたら高い位置についている窓。脱走防止仕様?緑の床と白い塗り壁から地方競馬らしい味が出ています。

大井競馬場 ふるさとコーナー写真その2

人もまばらで静かに競馬に興じる事ができます。


ばんえい競馬というのは世界でも日本しか行われていない競馬で、その意味でクールジャパンとして外国人にアピールするに足るエンターテイメントであると思います。


おそらく普通の競馬と勝手が違うでしょうから、はじめは覚えるエネルギーが必要でしょうが、ばんえいの面白みを覚えて、競馬ファンとしての幅を広げるというのもいいかもしれません。