阪神競馬場グルメ特集

このページでは阪神競馬場で食べられるものと旅打ちで関西に遠征した際に一度は味わっておきたいものを紹介します。
阪神→大阪文化→粉もの、という印象を持っている人は多そうですが、どちらかといえば阪神≒神戸なので大阪色は薄めです。
一目で分かる阪神競馬場グルメマップ。
翠松楼は東京競馬場でも出店していますね。
関東の競馬場に比べて店舗数が絞られています。
ここには馬券を楽しみに来たわけで、食事を楽しみに来たのではないという競馬ファンが多いのでしょうか。
※関西の方から、それはちゃうでというご意見歓迎いたします。
さて、阪神競馬場にはスタンドの両端にファストフードプラザがあります。
手軽に立ち寄れて、当たりはずれの少ないメニューが用意されています。
画像はスタンド西側、ゴール側のファストフードプラザです。
コース側はガラス張りになっているので、食事をしながらレースを楽しむことができます。
西側で遊んでいたが、食事は東側でしたいという方はこのゴージャスなのかデンジャラスなのか分からない謎の通路を通って移動します。
競馬を初めて間も無い時にここを通ったときは、競馬は高貴な遊びなのだと勘違いしましたね。それは誤解であることを知るにはそれほど時間はいりませんでしたが。
スタンド東側、すなわち4コーナー側のフードプラザです。西側とちがって1階にあります。
心なしか東側のフードプラザの方が活気があるような。私が東側のフードプラザ派だから、そう見えるのかな。
こちらには吉野家、モスバーガーといったどこでも見かけるファストフードから、阪神競馬場でした食べられないものまで幅広く揃っています。
まずは阪神競馬場オリジナルメニューの宝塚カレーを。
ちょっと見栄を張ってエビカツカレーです。
サラサラのルウが刺激的で、ごはんがどんどん入ります。
あまり大きな声で言えませんが、宝塚カレーは16時を回るとタイムサービスにより大盛が無料サービスになります。
ですからお昼時に行くより最終レース前に行くのがお得です。
ただ注意したいのは、阪神競馬場へ通うファンの多くは大盛サービスを知っていて、16時を回ると行列ができている事も少なくありません。
何度か売り切れで食べる事すらできなかった時もありましたので、競馬同様仕掛け時には注意を払ってください。
こちらも阪神競馬場オリジナルのKASUYAのかすうどん。
KASUYAでは肉のカスを煮込んだかすうどんの他、ホルモン(もつ)等、地方の競馬場で売っていそうなものが食べられます。
うま味が泡立っていて、いかにもパンチ力のありそうなうどんです。
いかにも関西らしいメニューをそろえてくれている「屋台村阿わた」の串です。
阿わたさんは他にたこ焼き、お好み焼き等を売っていて、関東から旅打ちにやってきた者にとても嬉しいお店です。
画像上がチーズベーコン、下がうずら卵になり、どちらも1串100円です。
御覧の通り小ぶりのかわいらしい1口サイズです。
園田競馬場の串も似たようなサイズで、どうやら関西の競馬場の串は100円で小ぶりのものを提供するのが標準になっているようです。
※関西の方から、それはちゃうでというご意見歓迎いたします。
関東の競馬場なら1本100円~200円で食べ応えのあるものを出す様式が標準になっていますよね。※気になる方は浦和競馬場グルメ特集前編と後編をご覧ください。
両者の違いは値段に対する厳しさの差から生じたのでしょう。
気質の違いが食事に表れているのを目の当たりにできるのは遠征競馬の醍醐味の1つです。
阿わたさんからもう一丁。
ソースとマヨネーズと青のりがたっぷりのっかったお好み焼きです。
お値段はワンコインの500円です。
先に結論を言うと満足度は・・・、かなり高いっ!
具材はすじネギです。
箸で端っこをちょっとカットして中をのぞいてみると、細かく刻んだネギとスジがぎっしり詰まっています。
どこをつまんでもすじとねぎの味がしっかりする良心的なお好み焼きでした。
神戸のB級グルメといえば、ぼっかけなど牛すじグルメが有名です。
このすじねぎのお好み焼きは、大阪の味と神戸の味をいっぺんに味わえるコンビニエンスなお好み焼きで、私のような滅多に関西へ行くことができない者には重宝するメニューです。
フードプラザ各店の料理の多くはテイクアウトができるので、そこで買った食事を隣のセントウルガーデンで食べるという楽しみ方ができます。
ベンチは沢山ありますし、全面芝生の小高い丘もあるので、この辺りは食べる場所に困りません。
店のチョイスが渋いと言わざるを得ないシアトルズベストコーヒー。
1Fでこってりした物を食べた後にシアトル系のコーヒーで一息つくと。
そしてシアトルダンサーやシアトルスルーの血の入った馬を買ってシアトル尽くしの1日にしてしまうと。いや、ないか。
グルメはグルメでもお土産品を。
亀井堂總本店の瓦せんべい・阪神競馬場限定品です。煎餅の胴体に阪神コースなどが描かれています。
瓦せんべいは砂糖で味付けされた甘いおせんべいで、神戸市と香川県高松市において郷土料理として販売されています。
お茶請けに合うお菓子で、日本茶のみならず紅茶、珈琲にも合います。
阪神競馬場へ旅打ち遠征した際に食べておきたいご当地グルメ 大阪編
ここでは阪神競馬場へ遠征に来た際に、阪神競馬場に行ったなら途中で食べておきたいご当地グルメをご紹介いたします。
関西へ行って食べておきたい物の優先順位は人それぞれでしょうが、多くの人はお好み焼きとたこ焼きを上位に挙げるのではないでしょうか。
私が昔よく通っていた大阪のお好み焼き専門店ゆかり(外部サイトへ移動します)では、常に美味しさを追求しているようで訪れる度に美味しくなっている印象でした。
ですからお好み焼きは是非食べておきたいメニューです。
※現在ゆかりは関東にも出店しているようです。知らないうちに規模が大きくなっていて驚きと納得の気持ちです。
※画像をクリックすると外部サイトへ移動します。
お好み焼き専門店に入ったならば、その店オリジナルメニューを頼むことをお勧めいたします。
大阪のお好み焼き屋さんはレベルが高いので当然競争も厳しくて、他所に負けない味を追求している所が多く、その結晶がオリジナルメニューになっている事が多いからです。
関西へ行ったなら外せないのが焼肉です。
大阪鶴橋まで足を伸ばし、そこの専門店で食べるのが理想です。
ですが仁川から鶴橋へ行くのはさすがに遠い気がします。
大阪市内しかも京橋と天王寺の間で宿を取っている場合しかスケジュールの都合がつかないかもしれません。
というわけで旅打ちで関西に遠征し、大阪で食事をする場合、当サイトのおすすめは
1.お好み焼き
2.焼肉
3.たこ焼き
の順番です。
阪神競馬場へ旅打ち遠征した際に食べておきたいご当地グルメ 神戸編
画像は神戸・南京町の入り口ですが、神戸のグルメといったら神戸牛。
神戸牛は是非食べておきたいですね。
関東は豚文化で、美味しい豚肉は結構手に入ります。
反面美味しい牛肉に触れる機会が少ないですから、少々高くても良い神戸牛を食べる事をお勧めいたします。
神戸牛または但馬牛と名のつくものが、いわゆる神戸牛といわれるものです。
なお松阪牛もルーツは但馬牛です。
※画像をクリックすると小田急百貨店のサイトへ移動します。
とはいえ旅打ちには予想外の大敗もつきもの。予算を超えて競馬に負けてしまった場合、神戸牛には届かなくなると思います。
そこで手頃な値段で美味しいものを紹介いたします。
神戸の街は阪神大震災前はアジア屈指の港として栄えていました。
そのため中華、インド、イスラム系の文化が結構入っています。
日本唯一のジャイナ教の寺院は神戸市中央区にあるのもアジアとの深いつながりを物語っています。
食に関してもアジア諸国の専門店が多く連ね、中華、インド、スリランカ料理店は東京以外の都市ではかなりの充実度を誇っていると思います。
じゃあ神戸のおすすめグルメは中華、インド、スリランカでいいってこと?
たしかに美味しさに関してはそれで間違いないのですが、それでは神戸というより中国、インド、スリランカです。
神戸の街の至る所に存在する専門店で満足度の高いもの、それは餃子です。
神戸っ子なら知らぬ人はいない隠れ家的な名店から神戸市内に複数の店舗を構える人気店まで、よりどりみどりです。
食べ方も色々ありまして、シンプルに醤油とお酢をブレンドしたものに浸すお店もあれば、トウガラシ、にんにく等を混ぜた独自のたれに浸けて食べるお店もあります。
餃子といえば宇都宮と浜松が争っていますが、あれは消費量の話で、味に関しては神戸の餃子は上位に食い込むのではないかと思います。
他にそばめし、ぼっかけ、明石焼きとご当地ならではのB級グルメはありますが、これまた仁川から遠いので、時間があればの位置づけとなります。
というわけで旅打ちで関西に遠征し、大阪で食事をする場合、当サイトのおすすめは
1.神戸牛・但馬牛
2.ぎょうざ
です。
阪神競馬場へ旅打ち遠征した際に食べておきたいご当地グルメ 尼崎編
CMソングがとても有名なパルナス製菓という会社をご存知でしょうか。
パルナス製菓はロシア菓子のメーカーとして大阪府(創業は神戸市)にかつて存在した会社で、ロシア風のケーキ、クレーモフ、ピロシキといった調理パンを製造,販売していました。
2002年に清算しているので、パルナス製菓のお菓子を食べる事はもうできません。
ですが、そのパルナス製菓創業者の実弟が、パルナス製菓から独立開業したモンパルナスという喫茶店は現存していて、そこではパルナス製菓のピロシキの製法を守って製造したピロシキを販売しています。
そのモンパルナスの店舗は世界で1店舗、阪神尼崎駅にあります。
冒頭のページに阪神競馬場へのアクセスを紹介していて、阪神電鉄を使うルートを紹介している理由がよく分からない人もいらっしゃったと思います。実はここモンパルナスへ立ち寄る競馬ファンのために載せていました。
大阪で焼肉を食べて、神戸でステーキを食べるとなると経済的にも胃袋的にもしんどいものはありますが、大阪でお好み焼きを食べ、尼崎でピロシキを食べて、神戸で餃子を食べるなら、お手軽だけど濃厚なご当地グルメを楽しめます。