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京都競馬場 場内散歩 グランドスワン、ビッグスワン編

京都競馬場 グランドスワン ビッグスワン

このページでは京都競馬場の館内を紹介いたします。


京都競馬場の館内はJRAの他の競馬場と大差ありません。


日頃中山競馬場で楽しんでいる人が京都競馬場へ行っても違和感なく楽しめるでしょう。

京都競馬場の建物は大きく2つに区分されていて、それぞれグランドスワンとビッグスワンという名前がついています。


新館と旧館、あるいは東館と西館という位置づけなのでしょうが、どっちがどうなのか分からないくらい設備は大差無く、また手入れは行き届いています。

京都競馬場 場内散歩 館内 案内標識

グランドスワンとビッグスワンの各階に何があるかについては画像にある案内板で確認することができます。

京都競馬場 シグネットホール

ここはビッグスワンの3,4階にあるシグネットホールです。

 

シグネットとは磁石の事で・・・、ってそれはマグネットや。

 

べたなボケはさておいて、シグネットはsignetと書き、認め印という意味があるそうです。signの派生形でしょう。

 

ただこのホールとsignの関連性は不明で、認め印とは違う意味があるのでしょうが、よくわかりません。将来JRAから明かされることを期待しましょう。

 

シグネットホールで何が行われるかというと、普段はレースの映像が放映されていてたまにトークショウなどのイベントが行われるようです。

京都競馬場 1階 案内板

画像は1階の案内板です。

 

ここからはスタンドの1階を紹介してまいります。

 

5階から7階については、お金を払うのが勿体ないから行かなかったというのが本音ですが、一般にあまり行かない場所という事を建前にして紹介を割愛いたします。

京都競馬場 馬券売り場

G1の日はおそらく騒がしいだろうと思われる馬券売り場は静かでした。

 

京都は思ったことをストレートに言わない文化が根付いていて、同じ関西でも大阪とは気質が異なります。

 

阪神競馬場は関西のアッパークラスの暮らす場所(の近所)にあるので、こちらも大阪とは全然雰囲気が異なります。

 

馬券売り場に地域性が出るとなれば興味深いですが、果たしてどうでしょうか。

京都競馬場 馬券売り場その2

コンピューターがずらりと並び、すっかり近代的になりました。

 

私が競馬を始めた頃の京都競馬場は設備がやたら古く、空調の付いていない馬券売り場には氷柱が立ててあり、そこで涼を取らなければなりませんでした。

 

令和の世の中になり、もはや氷柱を見る機会は無くなりました。

京都競馬場 ディープインパクト

かつて氷柱を置いていた京都競馬場はすっかり様変わりして、今では誰をターゲットにしているのかよく分からない馬の置物をおくようになりました。

 

ディープインパクト号の像です。

 

ディープインパクトは現役時代に若駒ステークス、菊花賞、春の天皇賞で京都競馬場を走り、種牡馬時代としては京都競馬場を得意とする産駒を多数輩出し、京都競馬場と縁の深い競走馬です。

 

しかしディープインパクト像を京都で飾るならば、ゼッケンに書いてある有馬の文字をどうにかしたら良いと思うのですが・・・。

 

京都競馬場 オグリキャップ

こちらはオグリキャップ。芦毛の怪物といわれた馬です。


京都競馬場のオグリキャップといえばマイルチャンピオンシップで見せたバンブーメモリーとの叩き合いでしょう。

京都競馬場 マイルチャンピオンシップ オグリキャップ バンブーメモリー

武豊バンブーメモリーが見事なタイミングで抜け出し、南井オグリは内で一瞬行き場を失う。完全にバンブーの勝ちパターンに入った瞬間にドラマが起こりました。

 

ここからオグリが常識を覆す底力を見せて、ゴール前ギリギリのところでバンブーを交わす奇跡の勝利となり、南井克己男泣きとなります。

京都競馬場 マイルチャンピオンシップ パネル

京都競馬場の歴史に興味を持たれた方は、1階の廊下に過去のG1競走優勝馬のパネルが飾られています。

 

京都競馬の歴史は名勝負の歴史なり。

菊花賞 歴代勝ち馬 パネル

ライスシャワーの菊花賞もそうですが、私の印象に残っている菊花賞といえばオウケンブルースリの勝った菊花賞を挙げたいと思います。

 

移籍して1年も経たない内田博幸騎手が3角まで後方にいたのに、坂からロングスパートを仕掛けて一気に先団に取り付き、そのまま押し切ったレースです。

 

京都の長丁場のレース経験が皆無の内田騎手が、これぞ京都の長丁場のお手本と言える競馬で勝ってしまう、内田騎手の離れ業が印象に残っています。

京都競馬場 天皇賞春 パネル

天皇賞春の思い出については場内散歩パドックと記念碑編に書いているのでここでは省きますが、面白いレースが多いですよね、天皇賞春は。

 

長距離レースの復権と競馬人気の回復には正の相関がありそうですが、いかがでしょうか。

京都競馬場 エリザベス女王杯 パネル

記憶に残るレースの多いエリザベス女王杯。

 

最近ではスノーフェアリーの驚異の末脚とブエナビスタがやらかした女王杯が印象に残っています。

 

古いところでは、あっと驚くサンドピアリスとタケノベルベットです。

 

18頭立て17番人気だったタケノベルベットを勝利に導いたのは藤田伸二騎手で、このレースを機に、関西の若武者から全国区の騎手へ名を上げました。

 

そういえばポルトフィーノが1番人気に支持されたのにスタート直後で落馬したのはエリザベス女王杯でしたね。あのレースの武豊騎手にはあっと驚かされました。

京都競馬場 秋華賞 パネル

思い出のレースはブエナビスタが降着した秋華賞です。

 

あのレースではブエナビスタ、レッドディザイア、ブロードストリートの馬連ボックスを買っていて、到達順位のとおり確定しても当たってはいたのですが、藤田伸二男の抗議でブエナビスタが降着処分になり、払戻金が増えた嬉しい思い出があります。

 

喩えが的確はどうか分かりませんが、麻雀でたとえると裏ドラがのっかって1翻ついたような嬉しさでした。それにしても藤田騎手は京都での活躍が目立ちます。