トップページ > 笠松競馬場 > レースコース概要

レースコース概要

笠松競馬場 レースコース概要

笠松競馬場は「往年」「郷」を付けて説明される事の多い競馬場です。


それはオグリキャップと安藤勝己騎手がはじめに所属していたのがこの笠松競馬場だからです。

 

現在、笠松競馬がJRAに衝撃を与える事は殆どなくなりましたが、たまにJRAのレースに出走する馬が現れるので、マル地マニアはまだ目が離せません。

回り     右

1周    約1,100m

直線     約 238m

幅員      20m

フルゲート   10頭

 

レースコースは1周約1,100mの小回りの右回りコースです。距離は最短で800m、最長で2,500mの競走が組まれます。

 

直線は浦和競馬場を更に短くした印象で、言うまでもありませんが先行有利です。

 

交流重賞競走 ※アルファベットは格付け

2歳戦

ラブミーチャン記念 SP1 地方全国交流競走

3歳戦

クイーンカップ   SP3 北陸・東海・近畿交流競走 秋華賞TRのトライアル

岐阜金賞      SP1 北陸・東海・近畿交流競走

ゴールドジュニア  SP3 北陸・東海・近畿交流競走

3歳上

オグリキャップ記念 SP1 地方全国交流競走

サマーカップ    SP3 北陸・東海・近畿交流競走 スプリTRのトライアル

くろゆり賞     SP1 北陸・東海・近畿交流競走

オータムカップ   SP2 北陸・東海・近畿交流競走

笠松グランプリ   SP1 地方全国交流競走

東海ゴールドカップ SP1

白銀争覇      SP3 北陸・東海・近畿交流競走

笠松 グレーードレースをしない理由

笠松競馬場で中央地方全国交流競走が行われない理由

中央地方全国交流競走は総賞金額が高額になるので、資金力に不安のある競馬場はレースの賞金を用意する事が難しく交流競走を開くのが厳しい状況です。

 

笠松競馬場は長らく経営難に苦しんでいて、これまでに競馬関係者の賃金削減、募金の呼びかけなどのコスト削減策や集金策を講じてきましたが、経営状況回復の目途は未だ立っていないようです。

 

かつてオグリキャップ記念、全日本サラブレッドカップ(現在は廃止)はJpnの格付けのレースでしたが上記理由によりSPクラスのレースに格下げしました。

 

笠松にはダートグレードレース(Jpnクラスの競走)を開くだけの経営体力が無いというのが中央地方全国交流競走が行われない理由です。

笠松競馬場 レースコース概要

笠松の競馬関係者のファンサービスは中央競馬に負けていない。

「経営資金が無ければ魅力的な賃金が払えない。だから優れた人材を確保できないので優れたサービスは提供できないだろう。」

アメリカ発の経済理論にかぶれた批評家はそういうかもしれません。

 

しかしそんな大雑把な経済理論では説明不可能なサービスが日本にはあります。

賃金が不十分であろうが足を運んでくれたファンに喜んでもらうサービスをする気概を笠松競馬関係者から感じます。

笠松競馬場 レースコース 吉井友彦

写真のレースはJRA交流指定競走でJRAからF永U一騎手やK牧F騎手らが参戦していました。


彼らはファンの前は素通りして、とっとと輪乗り場へ移動してしまったのですが、笠松所属の吉井友彦騎手はわざわざカメラを構えている管理人の所までやってきてくれました。ありがとうございます。

笠松競馬 吉井友彦騎手
先頭集団を捕えんとする吉井騎手。といっても1周目の4コーナーですが。

高給取りが安月給の人間より楽をしている組織は不健全です。


理想を言えば、高い騎乗手当をもらっているJRAの騎手が率先してファンサービスすべきですが、JRAに所属する彼らにとって笠松競馬の危機は他人事なのでしょう。

 

たしかにJRAの騎手も規制緩和で外国人騎手の騎乗機会が激増し、自分の騎乗数を確保する事で頭がいっぱいになるのは仕方ありません。

 

しかし自分の事だけでなく全体の事を考えて行動できる人に多くの人は感銘を受けるものです。


感銘を受けた競馬ファンは、競馬場へ足を運ぼうかな、馬券をネットで買おうかなとなると思います。ですから笠松でのファンサービスはJRAにおける自分の評価・立場と無関係では無いと思うのですが。

 

考えてみると、自分の事で頭がいっぱいになっても不思議ないのは、いつ潰れるか分からない所で働いている笠松所属の騎手たちで、そのような苦境の中でもファンサービスをしてくれた吉井騎手には改めて感謝です。

 

管理人は笠松に足を運ぶ事は殆どできないので、SPAT4で吉井友彦馬券を買って応援したいと思います。

笠松競馬場 交流重賞がない理由

吉井友彦騎手プロフィール


生年月日 1983年11月16日 さそり座

出身地  京都府

血液型  AB型

得意戦法 差し

勝負服  胴白、青ダイヤモンド、そで青


写真のレースで吉井騎手はJRA所属の馬に乗っていたので普段と勝負服が異なります。

笠松競馬場 ダート 砂

笠松競馬場のダートは白い。

笠松競馬場のコースに敷かれている砂は他所の競馬場と比べて白いです。美しい海辺の砂浜を見て人は感動するように、笠松競馬場のダートコースを見るとその美しさに少し感動します。

 

訪れた日に実況を担当されていた耳目社大川充夫氏のブログによれば、笠松競馬場の砂は長野県南木曽町の砂で、国内の競馬場でこの砂を使っているのは笠松競馬場だけのようです。白いダートコースは笠松でしか見られないようです。

笠松競馬場 ダートの砂

屋外観戦エリアの4コーナーポケット付近にはダートコースで使われている砂の余りが無造作に散らばっていて実際に触れる事ができます。


笠松の美白を楽しめますよ。